複業で活躍されているエンジニアの方がお薦めされていたので読んでみました!
概要
筆者の経験に基づいて、キャリア、(自分の)マーケティング、学び方、自己管理、お金、健康、モチベーションなどに関する学びや効果があったことを中心に書かれています。
筆者はエンジニアで、若い時からフリーに働くことを目指しており、不動産投資も計画的に行ったり、エンジニア向けの教材を作ったりして、30代でFIREされたそうです。(自分がやりたい時ややりたい仕事はしているそう)
感想
・・・けっこう長い!笑
思ってたより長くてびっくりしました(笑)。単行本だと456ページあります。
人によっては、気になる章から読むか、気になるところだけ読む読み方でいいと思います。
文調は話しかけるようなタイプなので、冗長に感じる人はご注意ください。
内容としては、今まで聞いたことがある内容も多いけど、考えさせられることや試してみたいことも出てくる本、という印象です。
筆者自身が、若い時にしっかり働いて資本金を稼いで、不動産投資して、ブログなどで自分マーケティングしてきた甲斐あって教材作成の話をいただき、自由な生活を手に入れた経験がベースになっているため、そういった生き方に憧れる方にはおすすめです。
そういった人生にあまり惹かれない方も、この本気に気付かされることがあると思います(私がそう笑)。
印象に残った言葉
開発者は全ての人が論理的な視点から物事を考えると思ってしまいがち。しっかりした論理があれば、考え方を否応なく受け入れるという間違った思考に陥りやすい。
正直ドキッとしました。
私は営業からエンジニアに転職したのですが、人への気遣いやコミュニケーションへの敏感さは営業時代の方ができていた気がします。。
相手が誰であれ、気持ちも考えて接しようと思います。
地位を上げるためにできる最も大切なことは、それまでよりも重い責任を引き受けること。
「当たり前じゃん」って思う一面、まだまだ自分ができてない部分だと思っていたので、印象に残りました。
うまくやり遂げるまではできたふりをする
嘘をついたり、人を頼らないという訳ではなく、気持ちやスタンスの話です。
新しかったり居心地が悪い状況も、いずれは日常的・習慣的なことになるんだから、最初から余裕のある状態かのような心持ちでいることです。
何かを学ぶ前には計画を立てる
これ私に足りてないな!と思いました。
私は技術を学ぶ時、なんでも「よし!この技術でなんか作るぞ!」と駆け出してしまいます。。
しかし、結局その技術を活かせてないものを作ってしまったり、どこまでやったらいいか分からなくなることもしばしば。。。
計画を立てるときの大まかな流れとしては、「学ぼうとするものについての基本的な理解を得る→学習したいことの範囲と学習成功のイメージ定義→資料を参考にしながらテーマを身につけるまでの学習プランを作る→プランを実践→人に学んだ内容を教える」という感じです。
本書では10ステップとして詳しく説明されていますが、私はざっくり上記と認識しました。
私が意識しないといけないのは、特に「学習したいことの範囲と学習成功のイメージ定義」ですね。
ポモドーロテクニック
集中力と生産性を高めるためのテクニックで、以下のような流れ。
- 25分タイマーをセットし、ポモドーロに取り組む
- 1ポモドーロごとに5分休む
- 4ポモドーロごとに15分の休憩をとる
ただタイマーを測ればいいのではなく、週や日単位で何ポモドーロを達成するか、1日に何ポモドーロできたか、を計測すること。そうすることで、自分の能力や作業時間が把握でき、より生産的に活動するためのアプローチが取れます。
実際にやってみました↓
ブランドには、メッセージ、ビジュアル、一貫性、反復的な接触が重要
一応ブログをやってるので、少し考えさせられました。
このブログの現状で言うと、
- メッセージ:コツコツ・・・?
- ビジュアル:ナチュラルシンプル?
- 一貫性:🤔
- 反復的な接触:🤔
という悲惨な状態。笑
ただ、現状は「自分の備忘録」という位置付けでやってるので、もっとブランディングに力を入れる方針になった時に本腰入れます。
給与交渉
ちょっとこれはメモっとこうと思ったので。笑
ただ、使うかどうかは別。アメリカ事情の話なので、日本では企業を見て判断する方が良さそう。
基本は、先に給与を言った方が負け。
- 希望給与を聞かれたら
- 聞く理由確認:条件相違により、時間を無駄にしたくないから?
- この採用のために予算として組んだ範囲は?
- 範囲がわかれば、私の条件に合うか答えます
- 現給与聞かれたら
- 現給与が高かった場合、その仕事には給与が下がっても興味があるので、選考対象から外されたくないし、現給与が低かったとしても、自分を安く売りたくないから言わないことを理解してくれないか?
- 給与提示があったら
- すごい働きたいし、一緒に働くのが楽しみ。ただ、その数字で本当に満足かは迷っている。もし〇〇円になったら、迷いはなくなって即決する。
その他心に留めておきたいこと
- 乗り越えられない障害は決してないのではないかと思える人は昇進する。
- プロは目的や信念のために難しい選択を取ることを厭わない
- 自分のモチベーションを把握する(上がる時、下がる時、頑張ろうと思える時)
- 作業に時間がかかっているところや繰り返し行なっていることは何か意識して、改善する
- 現実を見れば、価値のある全てのものはハードワークの結果としてやってくる
- 燃え尽き症候群は壁にぶち当たった時に起きてる
- プラス思考は健康に良く、寿命を延ばし、人生にあらゆるメリットをもたらす
- 意識下を支配できるまで、徹底的に意識的な切り替えの努力を繰り返す
- etc…
紹介されていた偉人の名言(なるほどと思ったもの)
私たちは繰り返し行なっていることによって作られる。だから、優秀だというのは、行動ではなく習慣である。- アリストテレス
最も大きな過ちは、自分が働いているのは他人のためと思い込むことだ。- アール・ナイチンゲール(アメリカの実業家)
補足すると、キャリアは本人だけのものであるべきとも言及されてます。
まとめ
響くポイントは人それぞれだと思いますが、何かしら気づきが得られる本です。
ぜひ読んでみてください〜