nodistとは、Node.jsのバージョンを簡単に管理できるツールです。
Mac、Linux環境では「Homebrew」を使用するのでご注意ください。
nodistをインストールする
こちらのnodistのページからインストーラーをダウンロードして、PCにインストールします。

nodistがインストールされているか確認
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行。
nodist -v
すると、バージョンが表示されます。ここでは、0.9.1です。

インストールできるnode.jsのバージョンを確認
以下のコマンドでインストール可能なnode.jsのバージョンが確認できます。
nodist dist

任意のNode.jsをインストールする
nodist + 任意のバージョン
12.18.4をインストールしたければ、「nodist + 12.18.4」と書きます。
使用するNode.jsのバージョンを指定する
nodist 任意のバージョン
12.18.4を使用したければ、「nodist 12.18.4」と書きます。
設定されたNode.jsのバージョンを確認する
以下のコマンドで確認できます。
node -v

Node.jsのバージョンに合うnpmを設定する
まずは、設定したNode.jsに対応するnpmを確認します。こちらのページで確認できます。例えば、「14.14.0」に対応するnpmは「6.14.8」です。

次に、現在既に設定されているnpmを確認します。
npm -v
これで既にバージョンに対応するnpmになっていたら何もしなくてOKです。
ただ、異なっていた場合は、以下のコマンドで指定します。
nodist npm 任意のnpmバージョン
これは「6.14.6」を指定しています。

念のためnpxをインストールする
npxとは、npmパッケージを容易に実行できるコマンドです。以下のコマンドでインストールできます。
npm i npx -g
npxは、Node@8.2以降であれば、デフォルトでインストールされていますが、nodistだと一緒にインストールされないこともあるため、実行しておくと安心です。
おまけ:この流れでReactをスタートさせたい方
Reactをスタートさせたい方は、こちらのページでReactを起動させる方法を説明しています。
よかったらご覧ください。
おまけ:任意のNode.jsバージョンをアンインストールする
まず、アンインストールしたいバージョンではないバージョンに設定を変えておきます。以下のコマンドで変更できます。「12.18.4」に変えたければ「nodist 12.18.4」とします。
nodist 任意のバージョン
次に消したいバージョンをアンインストールします。コマンドは2種類あるのでどちらでも大丈夫です。「nodist – 12.18.4」や「nodist rm 12.18.4」と書きます。
nodist - 削除したいバージョン
nodist rm アンインストールしたいバージョン
ちゃんと消えているか最後に確認しましょう。以下のコマンドでインストールされているバージョンを確認できます。
nodist